看護部

精神科看護認定看護師

精神科看護認定看護師とは

精神科の認定看護領域(10分野)において、すぐれた看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践能力を有することを認定機関(日本精神科看護協会)により認められた者を指します。また、看護現場における看護ケアの質の向上を図ることを目的としています。

【認定看護師の4つの役割】

  • 専攻領域において、すぐれた看護実践能力を用いて、適切な看護を行うこと。
  • 専攻領域において、他の看護領域の看護職に対して相談に応じること。
  • 専攻領域において、関係する医療チームと協働して、質の高い看護実践を行うこと。
  • 専攻領域において、看護技術の知識の集積に貢献すること。

スタッフ紹介

行動制限最小化看護認定看護師 新田恵美子

私は、今年で精神科看護経験が26年となりますが、精神科病院に就職した当初は、驚きの連続で、一般科の病院では考えられない事ばかりでした。今でも鮮明に覚えている場面は、女性の患者さんが、看護師に押さえられて拘束をされている場面である。「どうして、この患者さんは、こんなにたくさんの看護師さんによって縛られるんだろう」と、この疑問が、精神科看護を続ける大きなきっかけであり、認定看護師をめざす動機でもありました。
また、精神科病棟で患者様と関わりながら納得した看護ができずに、評価や改善の方法を学ぶ事で質の高い看護を提供したいと思ったことも認定看護師を目指すきっかけでした。研修終了後、私の不全感は解消されて、他施設を知る事で課題も明らかになった一方、自分の病院の利点も発見でき、自信にもつながりました。
H21年4月精神科看護認定看護師資格取得でき、活動の出発となりました。専門領域は、行動制限最小化看護で、役割は「行動制限を最小化するために必要なアセスメント、介入、調整等の専門的支援を提供することにより、患者の人権を擁護し、効果的な治療とケアを提供することができる」です。臨床家である私は、この役割規定を実践できるように努力していきたいと思います。
精神科急性症状の活発な幻覚妄想による興奮・不穏・自傷行為などに対して、行動制限でしか患者様の医療・保護を図る事ができない「やむを得ない場合」のみに、法律に法った手続きを行い行動制限する事があります。「やむを得ない場合」をいかに「技術で回避」できるのか、又短期化できるのか、日々の臨床場面で医療チーム一丸となって努力しています。
そして、平成26年4月に精神科看護認定看護師の認定更新をすることができました。

【活動レポート】

認定看護師資格取得時〜H20年9月までは、急性期病棟の病棟課長として、隔離・身体拘束の早期解除だけではなく、閉鎖病棟に入院されている精神障がい者に対して、「人権を尊重し一人ひとりを大切にすること」を病棟目標にして、病棟全体で取り組んできました。
H20年10月〜現在は、認知症治療病棟の病棟課長として、行動制限最小化看護に取り組んでいます。当病棟では、認知症の周辺症状である徘徊・異食や不安・幻覚・妄想などの精神症状への治療・ケア・日常生活訓練を行っています。著しいBPSDの方が、自宅や介護保健施設へ退院できるように、介護保険における身体抑制の定義も見据えて、病棟の仲間と共に行動制限最小化への取組みを行っています。
また、H24年は国立精神・神経医療研究センターの「行動制限最小化に関する研究」では、共同研究機関として介入を行いました。当院医療チーム一丸で、わが国の最新の行動制限最小化の介入方法を学び実践することにより、行動制限最小化を促進する努力を行いました。H26年日本精神科看護学術集会専門Tでこれらの取り組みについて研究発表を行います。
私の今後の課題は、病棟課長として専門領域の役割規定の遂行が病棟全体に浸透し、入院患者さんにより良い看護ケアを提供することです。また、この取り組みが院内全体に広がるように行動制限最小化委員会を通して活動し、私の行動により、精神科医療の質向上をめざす仲間が増えることを目指します。

精神科退院調整認定看護師 佐藤富明

精神症状により余儀なく入院加療となった患者様、ご家族様に対して入院前の生活を基盤とした本人らしい生活を継続できることを目標として多職種との連携と医療福祉相談課の精神保健福祉士と共同して地域の協力体制をサポートしています。
私の所属している外来課は外来診療とデイケア、訪問看護を主業務としています。院内唯一、多職種で構成している部署です。外来治療への情報提供としてデイケア、訪問の様子をタイムリーに情報提供し外来診療での治療方針をタイムリーに情報提供しています。退院調整領域の認定看護師として多職種と地域、外来と病棟が繋がることでサービスも繋がることを念頭にコーディネート活動を行っています。

【活動レポート】

平成20年〜 山梨県看護協会 峡東地区支部 看護連携継続委員会 委員
平成22年〜 同上 多職種連携チームリーダー
平成26年〜 山梨県看護協会 訪問看護等在宅ケア推進委員会 委員



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