臨床心理課の紹介
臨床心理課の活動についてご紹介します。 臨床心理課には3名の心理士(臨床心理士・公認心理師)が所属しています。
主な業務として、 心理相談(カウンセリング)の実施、 心理アセスメント(心理検査など)の実施、 デイケアや病棟のプログラムへの参加、などを行っています。
心理相談(カウンセリング)では、 自分について振り返ったり整理したりしながら、 困っていることや悩んでいることについて考え、 より生きやすくなる方法を一緒に考えていきます。 頻度や時間は相談される方の状態や主訴によってさまざまです。
心理アセスメントでは、 外来での新規患者様へのインテーク(初回面接)、心理検査などを行います。
心理検査は、 ①考えたり計画を立てたりする力を測定する認知機能検査、 ②感じ方や考え方の特徴を知るための人格検査、 ③発達段階や知的能力を測定する発達および知能検査、 の3つにおおきく分けることができます。
費用や検査時間はそれぞれの検査で異なり、 10分程度で終わるものから、長いものでは2時間以上かかるものもあります。 検査方法も、それぞれの検査で異なり、 アンケート用紙を読んで被験者の方が自分で回答するもの、 心理士が質問していくもの、 書いてもらったり手を使って作業をしてもらったりするものなどさまざまです。
心理検査の結果は、診断の補助となったり、 心理相談(カウンセリング)の道筋を立てることに使われたり、 被験者の方をより良く理解するために用いられます。
デイケアや病棟のプログラムでは、 コラージュ作り、カレンダー作り、回想法、ソーシャルスキル・トレーニング、などに参加しています。
コラージュとは、いろいろなテーマをもとに雑誌を切り抜き、 好きなように貼り付けていく芸術療法の1つです。
回想法は、昔のなつかしい写真や映像を見たり、 食べ物を作ったりしながら、昔の経験や思い出を語り合うものです。
スタッフの方々とともにこれらのプログラムに参加しています。
心理検査や心理相談(カウンセリング)について ご興味がある方はお気軽にお声がけください。 改めまして、今後ともどうぞよろしくお願いします。
執筆:臨床心理士・公認心理師 小野
更新日:2021.07.31