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当院の精神科認定看護師の紹介

精神科認定看護師 新田恵美子

私は、精神科病棟で患者様と関わりながら納得した看護ができずに、評価や改善の方法を学ぶ事で質の高い看護を提供したいと思ったことが認定看護師を目指すきっかけでした。研修終了後、私の不全感は解消されて、他施設を知る事で課題も明らかになった一方、自分の病院の利点も発見でき、自信にもつながりました。
2007年4月精神科認定看護師資格を取得し、活動を開始しました。専門領域は、行動制限最小化看護です。「行動制限を最小化するために必要なアセスメント、介入、調整等の専門的支援を提供することにより、患者の人権を擁護し、効果的な治療とケアを提供することができる」という役割規程を実践できるよう、日々尽力しています。
精神科急性症状の活発な幻覚妄想による興奮・不穏・自傷行為などに対して、行動制限でしか患者様の医療・保護を図る事ができない「やむを得ない場合」のみに、法律に法った手続きを行い行動制限する事があります。「やむを得ない場合」をいかに「技術で回避」できるのか、また短期化できるのか、日々の臨床場面で医療チーム一丸となって努力しています。そして、2014年4月に資格認定を更新することができました。
私の今後の課題は、病棟課長と並行して、精神科認定看護師の役割を病棟や院内に浸透させ、患者様により良い看護ケアを提供することです。また、行動制限最小化委員会を通した活動により、精神科医療の質向上を目指す仲間が増えることを目指します。

活動レポート
【院内活動】

行動制限最小化委員会 副委員長
行動制限最小化への取り組み

  • 院内の行動制限台帳から行動制限(隔離・身体拘束)のデータ化をして分析と報告。
  • 困難事例の事例検討会。
  • 定期的な病棟ラウンド。身体拘束チェック表を利用する。
  • 行動制限におけるマニュアル作成、見直し、改訂。
  • 定期的な研修会の企画・運営・評価

看護記録・監査委員会 委員長
「コンコーダンススキル」研修 講師

【院外活動】

精神科病院における行動制限最小化研修 講師
一般科病院でのやむを得ない場合の行動制限の考え方や具体的方法などの研修 講師
日本精神科看護協会山梨県支部 教育委員長 2017年~
学会における研究発表

 

 

精神科認定看護師 佐藤富明

日本精神科看護協会認定の精神科認定看護師として、精神症状により余儀なく入院加療となった患者様、ご家族様に対して入院前の生活を基盤とした本人らしい生活を継続できることを目標に、医療福祉相談課の精神保健福祉士やその他の多職種と協働して地域の協力体制をサポートしています。
2017年2月まで所属していた外来課は、外来診療とデイケア、訪問看護を主業務とした、院内で唯一、多職種で構成している部署です。外来治療への情報提供としてデイケア、訪問の様子をタイムリーに情報提供し外来診療での治療方針をタイムリーに情報提供しています。その中で、サービスも継続していくことを念頭に、退院調整領域を専門として多職種と地域とが、また外来と病棟とが繋げるコーディネート活動を行ってきました。
2017年3月から精神療養病棟に異動となり、長期入院の患者様であっても「退院したい」という希望を持ち続け療養生活を送っていることを実感しました。「退院したい」という希望に寄り添い病棟、外来、地域が一体となり患者様の生活をサポートしていくことを考えています。

活動レポート
【院内活動】

退院調整委員会 委員長
地域連携会議 委員長
看護臨床指導者委員会 委員長

【院外活動】

山梨県看護協会 峡東地区支部 看護連携継続委員会 委員 2008年~2009年
同多職種連携チームリーダー 2010年~2015年
山梨県看護協会 訪問看護等在宅ケア推進委員会 委員 2014年~2015年
山梨県看護協会 峡東支部 副支部長 2016年

 

精神科認定看護師とは

精神科認定看護師は、日本精神科看護協会の認定資格で、精神科看護の専門的知識や技術を用いて質の高い精神科看護の「実践」「相談」「指導」「知識の発展」を役割としています。また、精神科看護の現場で起こる様々な臨床状況に対応する力を発揮し、他部門との連携、調整役、看護上の困りごとの相談役、院内教育を活性化させるなどの活動を通して現場の精神科看護が向上することが期待されています。2017年現在、721名が全国で活躍しています。

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